銘柄別MDD確認 — サムスン電子・アップルなど個別銘柄下落分析
固定パーセントではなく、その銘柄自身の過去下落分布を基準に、今が無視できる下落なのか、分割買い区間なのか、ファンダメンタル点検が必要な区間なのかを判断します。 米国・韓国・日本・欧州の4市場の銘柄に対応しています。
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銘柄別MDD区間はどう分かれる?
銘柄別MDDは、ナスダック・KOSPIのように固定パーセント(-3%、-7%...)区間ではなく、その銘柄自身の過去下落分布を基準に区間を分けます。直近3年の日次下落率(高値比%)すべてを集めて分布を作り、今日の下落がその分布の何パーセンタイルに該当するかを計算します。
例えばボラティリティの低い配当株は-10%下落するだけで「危機調整」区間に入りますが、ボラティリティの高い成長株は-30%下落して初めて同じ区間に入ります。こうすることで異なる性質の銘柄を同じ物差しで比較する誤りを減らせます。
区間は全6段階(高値付近→小さな調整→調整入り→バリュエーション点検→構造的リスク→全面再点検)に分かれ、各区間に実際に入った過去の事件がその後ベンチマーク指数に勝ったかも統計で示します。
よくある質問
Q. なぜナスダック・KOSPIのような固定%ではなくパーセンタイルで区間を分ける?
銘柄ごとに普段のボラティリティが異なるからです。固定の-25%をすべての銘柄に同じく適用すると、普段あまり下落しない銘柄には極端すぎる基準になり、大きく変動する銘柄には緩すぎる基準になります。その銘柄自身の歴史的分布を基準にすればこの歪みが減ります。
Q. なぜ直近3年のデータのみ使う?
10年前のボラティリティ局面が今と異なる可能性があるためです。あまりに古いデータまで含めると、会社の性質が変わった後も昔の基準が影響し続ける可能性があるため、直近3年に限定して今の性質により合った区間を計算します。ただし実際に表示される下落率の数値自体は全履歴基準(本当の高値比)で正確に計算されます。
Q. 過去事件ベース統計はどう解釈する?
これは特定区間に入った過去の時点を(連続期間は1つにまとめて)探し、その時点から3・6・12ヶ月後の収益率がベンチマーク指数(KOSPI/KOSDAQまたはNASDAQ100/S&P500)に勝ったかを集計したものです。事件数が5件未満なら統計的意味が低いため参考程度に見るのが良いです。
Q. この指標はすべての銘柄・業種に同様に有効?
この指標は根本的に「平均回帰(mean reversion)」仮説 — つまり株価が一時的に売られ過ぎた後トレンドに回帰する傾向があるという前提に基づいています。そのため半導体・化学・造船・海運のように需給サイクルに応じて階段状の上昇と調整を繰り返す景気敏感(cyclical)業種で特に有効に機能する傾向があります。一方、企業のファンダメンタルズ、バリューチェーン内の競争的地位、バリュエーション自体が構造的に毀損している場合 — 例えば技術代替、シェアの恒久的喪失、バリュエーション再評価(de-rating)が進行中の場合 — には、過去の下落・回復パターンが将来そのまま繰り返される保証はありません。こうした局面での押し目買い戦略はいわゆる「バリュートラップ(value trap)」に陥るリスクがあるため、この指標はあくまで統計的参考資料として活用し、必ず個別企業のファンダメンタルズ変化の有無を併せて点検してください。